アイリスオーヤマ 壁掛け扇風機 WFM-306 レビュー!狭い脱衣所の暑さ対策に【賃貸DIY設置例あり】

生活家電

2今年の5月末、妻から「熱くなってきたから脱衣所用の扇風機が欲しい」と言われました。

我が家は賃貸の2LDKで、脱衣所がとても狭いです。さらに換気する窓もついていません。
髪の長い人や女性の方など脱衣所にいる時間が長い人ほど暑くてムシムシした環境だとつらいですよね。

今回は、そんな脱衣所の悩みを解決すために購入したアイリスオーヤマの壁掛け扇風機「WFM-306」を徹底レビュー!さらに、賃貸アパートの石膏ボードの壁に、大きな穴を開けることなく設置できたDIY方法もご紹介します。

アイリスオーヤマ WFM-306を選んだ理由

賃貸アパートに住んでいると、どうしても空間が限られてきます。脱衣所も例外ではなく、床に扇風機を置くと身動きが取れなくなります。さらに子供が小さいので手の届くところに扇風機はできる限りおいておきたくないです。

そこで購入しようと思ったのが「壁掛け扇風機」でした。省スペースで、高い位置から効率的に風を送れるのが魅力ですよね。

数ある壁掛け扇風機の中から私がアイリスオーヤマ WFM-306を選んだのは、いくつかの理由があります。

  • 価格が安い
  • しっかり風量がある
  • 引き紐式
  • アイリスオーヤマ製
  • 価格について: 暑い時期に脱衣所だけで使うので、高価なものではなく必要最低限の機能があり価格が低いものを選びました。
  • 風量について: 最初は卓上の扇風機や小型でクリップ式の扇風機なども検討しましたが、どうしても風量が弱く、風を送る範囲も狭くなってしまうため、通常の扇風機の羽のサイズで探しました。
  • 引き紐式について:最近はリモコン式のものも増えていますが、リモコンをなくしてしまったり、電池の交換が面倒なので引き紐式を選びました
  • アイリスオーヤマ製について: 家電量販店でもよく見かけるアイリスオーヤマ製品は、手頃な価格帯ながら品質も安定しているイメージがあるので選びました。

結果的に、この選択は大正解でした!

WFM-306をレビュー!

実際にWFM-306を脱衣所に設置して使用してみた正直な感想をお伝えします。

販売サイトや説明書だけでは分かりにくいところも詳細にお伝えしたいと思います!

商品サイズ

  • 幅36 cm × 高さ51 cm × 奥行29 cm
  • 羽サイズ:30 cm(5枚羽)
  • 電源コード長さ:150 cm
  • 引き紐長さ:65 cm

角度の調整

  • 縦方向角度調整:40度(手動)
  • 横方向角度調整:40度(スイッチONで自動首振り)

実際に壁に取り付けると、下方向にあまり傾けれないなと思いました。

脱衣所の間取り的に扇風機の真下が洗面台の前に立つ位置なので、そこでの使用をイメージしていましたが、少し扇風機から離れるようにしないと風が当たりませんでした。

完全にこちらの確認不足でしたが、他の機種でも似たような角度なので構造的に難しいのかもしれません。設置位置の高さである程度の調整ができると思います。

その他の情報

  • 重さ:2.3 kg
  • 風量切り替え:引き紐式(弱・中・強)
  • 消費電力:34W/38W(50/60Hz)
  • モーター:ACモーター

羽はとても柔らかく手で少し触っただけでも簡単に曲がるような柔らかさでした。

しかし羽の長さは30cmでしっかり風量もあります。

音について

一応騒音計で音の大きさを測ってみました。

弱~強で測定しましたが、他のDCモーターを使った扇風機で試してみると大きく違わなかったので風の音の影響が大きいのかもしれません。

個人的な感覚ですが、扇風機自体が風で音がするイメージなのであまり気になりませんでしたが、DCモーターを使った扇風機と比較すると少し音が大きいと思いました。

↓参考程度に騒音の目安について貼っておきます

  • 50dB:家庭用クーラー(室内機)、普通の会話(10m以内)
  • 60dB:洗濯機(1m)、掃除機(1m)、トイレの洗浄音、車のアイドリング(2m)
  • 70dB:騒々しい街頭、セミの鳴き声(2m)、高速走行中の自動車内、騒々しいレストラン

同梱物

  • 本体
  • 固定用金具
  • 固定用ビス
  • 取り扱い説明書

メリット

しっかりした風量

充電タイプやハンディタイプなど小型の機種と比較して羽が30cmと大きいためより広範囲で十分な風量を体感できます。

引き紐式

リモコン式だと紛失する心配や電池交換などの手間がありますが、こちらの機種は引き紐のためそのような心配がありません。

価格

ネットショップで比較した際、知名度が高いメーカーで比較的安価なので気軽に購入することができます。また引き紐式のためリモコン式より安いです。

デメリット

正直なところ、大きな不満点はありません。少し気になる点を挙げます。

コードの長さ

コードの長さがもう少し長いと、コンセントの位置を選ばずにもっと自由に設置できたかな、とは感じました。とはいえ、延長コードを使えば解決できる範囲なので、特に問題ではありません。

固定について

設置は壁につけた固定金具に本体側のフックを引っ掛けるだけです。

転落防止で、補助的なワイヤーで固定する部品がある機種もありますがこちら機種にはついていません。

本体にある程度重さがあるので問題ないとは思いますが、気になる方は簡単に持ち上がらないように工夫が必要です。

こんな方におすすめ

  • あまりお金をかけたくない・最低限の機能でいい
  • 小型のものを使っているけどあまり涼しくない
  • リモコンをなくしやすい、電池交換が面倒
  • よく知らないメーカーの家電は買いたくない

【賃貸DIY】石膏ボードの壁にWFM-306を設置する方法

賃貸アパートにお住まいの方にとって、壁に穴を開けるのは最大のハードルですよね。「壁掛け扇風機は諦めるしかないか…」と私も思っていました。

しかし、1×4(ワンバイフォー)木材アイワ金属 STAND BAR4 4組入 AP-3027Aというアイテムを使うことで、賃貸の石膏ボードの壁に大きな穴を開けずに設置することができました!

準備するもの

  • アイリスオーヤマ 壁掛け扇風機 WFM-306
  • 1×4木材くらいの木材:設置したい高さに合わせてカットしたもの(扇風機の幅より少し長めが目安)。今回は約34cmにカットしました。(写真で言うと縦方向が34cm、横方向90mm、厚み19mm)
  • アイワ金属 STAND BAR4 4組入 AP-3027A:この製品は4組入りですが、今回は2組使用します。
  • 20mm程度の木ビス2本(扇風機の固定金具用)
  • 電動ドリル(またはドライバー)、メジャー、マスキングテープ、水平器(あれば)
はやまる
はやまる

1×4木材は19×89mm角の木材です。扇風機を設置した時の横幅がギリギリなので余裕を持たせたい方は幅が100mm~150mm程度のものを選ばれると良いかと思います。厚みは1×4材のように19mm程度の薄いもので大丈夫です。

設置手順

木材に扇風機の固定用金具を取り付ける

最初に固定用金具の矢印が上向きになるようにビスで止めます。扇風機に付属しているビスは長く突き抜けて壁に穴が開くので、用意した木材の厚みを超えない長さのビスを使いましょう。

木材の下端から金具の下端まで190mmで固定していただくとちょうど良いです。

扇風機の位置を決める

固定した金具に扇風機をはめて、どの高さにつけるか仮で当ててみます。

我が家は床から木材の下端までの高さが1680mmで設置しました。
位置が決まれば木材の下端の位置にマスキングテープを貼って目印にしておきます。

電源コードの長さが約150mmなのでコンセントまで届くか、延長コードが必要かも見ておきましょう。

木材の裏側にSTAND BARの部品を付ける

先ほど仮でつけていた扇風機を外して木材の裏側へSTAND BARのT字型の部品を上下1つずつ付属のビスで固定します。

T型パーツはそれぞれ木材の上端から100mm以内、下端から50~300mm以内で取り付けましょう

壁側パーツの位置決め

T型パーツに対応する受け側のパーツに小さいトゲのような部品を組み合わせてセットします。
この状態で最初のマスキングの位置と木材の下端が合うように壁に押し当てるとトゲの部分の跡が壁に残ります。

はやまる
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押し当てる前に水平器で確認しましょう。水平器がない場合はスマホの水平器アプリでも大丈夫です。

壁側パーツの固定

トゲの目印を頼りに位置を決め固定用部品でピン固定します

はやまる
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付属の白い棒でピンを押し込んでいきますが、力を入れても入らない場合は一旦手を止めましょう。壁(石膏ボード)の裏にかたいもの(下地)がある場合もあるため、その場合は上下左右に位置をずらしてみてください。

木材と扇風機の取り付け

後は木材を取り付け、扇風機を固定すると完成です。

電源コードの処理

そのまま電源コードを差すと本体側の根元に負荷がかかったり、コードが長すぎる場合があります。

どちらも危険な場合があるため、電源コードの根元にあまり負荷がかからず、コードも束ねてもらうとより安心です。

設置のポイントと注意点

  • 耐荷重の確認: STAND BAR4の耐荷重と扇風機の重量を必ず確認しましょう。(1つの部品で耐荷重10kg)WFM-306は軽量なので問題ありませんでしたが、念のため確認しておくと安心です。
  • 水平器の確認: 設置が歪んでしまうと見た目が悪いだけでなく、安定性も損なわれる可能性があります。必ず水平器を使って真っ直ぐに取り付けましょう。
  • 賃貸規約の確認: 今回ご紹介した方法は大きな穴を開けませんが、心配な場合は事前に賃貸借契約書を確認するか、大家さんや管理会社に相談することをおすすめします。
  • ぐらつきの確認:木材を取り付けた際に左右にぐらつきがある場合があります。その場合はもう少し幅広の木材にして、上下の固定パーツを1個ずつではなく横並びで2個ずつつけると安定します。

設置後の跡

実際に取り外してみるとこの様な跡が残ります。

近くで撮影したので少し目立つように見えますが少し離れるとあまり目立ちません。
補修材などを使うとほぼ目立たなくなります。

まとめ:WFM-306で快適な脱衣所空間を!

アイリスオーヤマの壁掛け扇風機 WFM-306は、賃貸アパートの狭い脱衣所を快適空間に変えてくれる、まさに「救世主」でした。湯上がりのムシムシした不快感から解放され、妻からも好評です。

「賃貸だから壁掛け扇風機は諦めるしかない…」と思っていた方も、今回ご紹介した1×4木材とSTAND BAR4を使ったDIY方法なら、比較的簡単に設置できるはずです。

ぜひあなたも、アイリスオーヤマ WFM-306で、快適な脱衣所空間を手に入れてみませんか?きっと、お風呂上がりのストレスが激減するはずですよ!

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