家事の時間を大幅に削減してくれるドラム式洗濯機、特に洗剤や柔軟剤の自動投入機能は、一度使うともう手放せないほど便利ですよね。私もパナソニックのドラム式洗濯機NA-SLX12Aを愛用しているのですが、自動投入タンクの洗剤がほぼ入っていないのに「残量少」ランプが点滅しなくなっていました。その後調べて分かった対処方法と対策について解説します。
消えたはずのサイン:残量少ランプが点灯しない!?
ある日、いつものように洗濯をしようとしたところ、自動投入タンクの洗剤がかなり減っていることに気が付きました。普段であれば、このタイミングで残量少ランプが点灯し、そろそろ補充のサインを送ってくれるはずなのですが、今回はなぜかランプが点灯していません。「あれ?故障かな?」と少し不安になりました。

この時、ふと頭をよぎったのは、もしかしたらセンサーがうまく働いていないのではないか、あるいは何らかの詰まりがあって、洗剤の残量を正しく検知できていないのかもしれない、という可能性でした。
対処方法
対処方法を調べてみた
パナソニックの公式サイトでこの現象について調べると、対処方法のページが見つかりました。
自動投入タンクが空になっても「残量少」マークがつかないときは、洗剤の固着などで、残量を正しく感知できていない可能性があります。
自動投入タンクと経路のお手入れをしてください。自動投入を使い続けると、洗剤や柔軟剤の固まりや水あかが経路に付着し、詰まりの原因になります。
詰まりを予防するために、定期的に自動投入タンクと経路のお手入れをしてください。<お手入れのタイミング>
- 3ヵ月ごと
- 1ヵ月以上使わなかったとき
- 洗剤や柔軟剤の種類を変えたとき
- 「残量少」と洗剤や柔軟剤のランプが点滅したまま、1週間以上補充しなかったとき
- タンク内の洗剤や柔軟剤がゼリー状になったとき
Panasonic公式ホームページより引用

最低でも3か月以内には自動投入の経路やタンクのお手入れしてたけど、今回の症状が出てしまいました。
自動投入タンクの洗浄

まずは自動投入タンクを洗っていきます。

タンク内の白い網状の板も外れるので、泡が出なくなるまでしっかりゆすぎます。
自動投入経路の洗浄
次に自動投入経路の洗浄を行います。
まずタンクにぬるま湯(40℃)を貯めます。
ぬるま湯の水位はタンク内側にある3本線の内、真ん中の線あたりに合わせます。

洗浄はぬるま湯のみとクエン酸を使用する方法がありますが、今回はしっかり洗浄したいのでクエン酸で洗浄します。

クエン酸を小さじ2杯入れてよく混ぜ、タンクをセットします。

電源を切った状態で「洗剤」ボタンを押したまま「電源」ボタンを押します。
画面に4分が表示されたら「スタート/一時停止」ボタンを押します。
終わった後はタンクを取り出してゆすぐだけですが、今回は経路のつまりが気になっていたので、ぬるま湯のみを入れて追加で3回洗浄を繰り返しました。
洗浄後、点灯しなかったランプが点滅!
清掃後、空のタンクを元に戻して洗濯機を運転してみると、これまで全く点灯しなかった残量少ランプが今度は点滅するようになりました!
原因を考えてみる
こんかいの対処の内容はこの2つです
- 自動投入タンクの洗浄
- 自動投入経路洗浄(クエン酸使用1回)
- 自動投入経路洗浄(ぬるま湯のみ3回)
この内容で改善したため、経路の汚れの可能性が高いと思います。
次に我が家の選択状況についてまとめてみました
- 3人家族
- 洗濯は1日に1~2回(2回の日が多い)
- 洗剤はアタックゼロ(ドラム式用)
- 柔軟剤は普段使用なし
- タンクと経路洗浄3か月に1回(ぬるま湯で1回だけ)
この内容から洗濯頻度がやや高いことと洗剤が高濃度タイプで粘度が高く、経路が汚れやすくなっていたのもしれません。
また、経路の洗浄をぬるま湯1回だけで終わらせていましたが、回数を増やしたりクエン酸洗浄を定期的に行った方が良いのかもしれません。
今後の対策
考えてみた結果から、我が家の場合の今後のお手入れをどうするかまとめてみました。
- お手入れの期間は2か月に1回
- 経路洗浄は2回で定期的にクエン酸洗浄も行う
- 自動投入タンクは洗剤が落ちきるまでしっかりゆすぐ
説明書には経路洗浄は洗剤を変えなければ3か月に1回程度と記載がありますが、我が家の場合汚れがたまりやすいかもしれないのでお手入れの頻度を短くしてみました。
まとめ
今回の件で、自動投入機能を長く快適に使うためには、やはり定期的な清掃がとても大切だと思いました。
いろいろ対処しても解決しない場合は早めにメーカーや販売店への問い合わせをおすすめします。
お家によっては通常のお手入れで問題ないかもしれませんが同じことでお困りになっている方の参考になるとうれしいです。
コメント